私が最近よく考えているのは、
「自分を大切にしている人って、
特別なことをしなくても、
どこか静かな気品をまとっているな」ということです。
それは、派手さや強さ、
完璧さとはまったく違うもの。

声が大きいわけでも、
前に出るわけでもないのに、
なぜか印象に残る。
そっと空気を整えるような、
そんな在り方です。
自分を雑に扱わない人は、
言葉を投げやりに使いません。
態度や仕草も、どこか丁寧で、
時間の使い方や、人との距離感にも、無理がない。

そして不思議なことに、
そういう人は、
他人のことも雑に扱わないのだと思います。
必要以上に踏み込まない。
でも、突き放しもしない。
相手を「一人の人」として、
ちゃんと見ている感じがするのです。
反対に、
自分を大切にできていないときは、
焦りや緊張が心の奥にあって、
知らず知らずのうちに、
言葉が荒くなったり、
人との関わり方が極端になってしまうことがあります。
それは性格の問題ではなくて、
自分に向けている扱い方が、
そのまま外ににじみ出ているだけ。
気品というのは、
立派に振る舞おうとして身につくものではなく、
特別なマナーを覚えることでもなくて。
自分をどう扱っているか。
その日々の積み重ねなのだと思います。
疲れをちゃんと感じること。
嫌なものを、嫌だと認めること。
無理をしている自分を、
見て見ぬふりをしないこと。
そうやって自分を丁寧に扱っている人は、
自然と落ち着いた空気をまとい、
人からも、丁寧に扱われるようになっていく。
自分を丁寧に扱うことは、
人との距離や、ひとりの時間の過ごし方にもつながっていきます。
▶︎ ひとりでいる時間に、名前をつけなくてもいい
大人の気品は、
誰かに見せるためのものではなく、
自分との関係が整っている人に、
静かに宿るもの。
Slow Aging Daysでは、
そんな在り方を、
急がず、比べず、
ゆっくり育てていけたらいいなと思っています。