美容コラム

美容ローラーやマッサージは、肌に本当に必要?

美容ローラーやマッサージ、カッサ。

一時期、とても流行りましたし、
今でもそれらが「たるみに効く」「引き上げる」といった言葉を
目にすることは少なくありません。

実は私自身も、
こうした美容アイテムをいくつも使ってきたひとりです。
「効いている気がする」と感じたこともありました。

でも、これって本当に肌に必要なのだろうか?と感じることもあり、
次第に面倒になり続かなくなり、しまったままになっていきました。
その後、摩擦や刺激が肌に与える影響について知り、
それらが重なって、私は少しずつ、こうしたケアから離れていきました。

この記事では、
「触れすぎない」という選択について、
肌の仕組みと、自分自身の経験をもとに整理してみたいと思います。

美容ローラーやマッサージが流行った理由

美容ローラーやマッサージが支持されてきた理由は、とてもシンプルです。

・フェイスラインがすっきりしたように見える
・血行がよくなった気がする
・むくみが取れて軽く感じる

実際、触ることで一時的に血流やリンパの流れが促され、
「効いている感じ」が出やすいのは事実です。

ただし、それは構造が変わった結果ではなく、一時的な反応であることがほとんどです。

日本人の肌は、想像以上に“繊細”

とくに知っておきたいのが、皮膚の構造そのものです。

一般的に、日本人の皮膚は欧米人に比べて薄いと言われています。
目安としては、およそ3分の2程度の厚み

さらに、顔の皮膚は体の中でも特に薄く、
目元や口元はわずかな刺激でも影響を受けやすい部位です。

「少しくらいなら大丈夫」と思っている摩擦も、
実は肌にとっては、肌の負担になっていることがあります。

摩擦が起こすのは「リフトアップ」より「水分蒸発」

こする
引っ張る
押す

こうした動きが繰り返されると、

・角質が乱れる
・バリア機能が低下する
・水分が逃げやすくなる

という流れが起こります。

よくあるのが、
「その場ではスッキリしたのに、あとで乾く」
という感覚。

これは、引き締まったのではなく、
うるおいが逃げた結果、軽く感じているだけの場合も少なくありません。

皮膚はゴムと同じ。引っ張れば、戻りにくくなる

皮膚は、よくゴムにたとえられます。

ゴムも、何度も引き伸ばせば弾力を失い、
元の形に戻りにくくなります。

皮膚も同じで、
繰り返しの摩擦や引っ張りによって、
ハリを支える構造に負担がかかっていきます。

特に目元・口元は皮膚が薄く、
ダメージが蓄積しやすい場所。

「ケアしているつもり」が、
結果的に老化を早めてしまうこともあります。

私が美容ローラーやマッサージをやめた理由

美容ローラー、カッサ、超音波振動、イオン導入、リフトブラシ……。
流行したものは、ほとんど一度は試してきました。

使った直後は、
「ちょっと引き上がったかも」
「効いている気がする」
そう感じることもありました。

でも、どれも続きませんでした。

引き出しにしまい込まれ、
気づけば存在すら忘れて、
最後は処分。

そのあと、摩擦が肌に与える影響を知り、
「続かなくてよかった」と思うようになりました。

頑張って続けられなかったのではなく、
肌が必要としていなかっただけだったのかもしれません。

肌に必要なのは「刺激」ではなく「守られる時間」

肌は、本来とても賢い組織です。

必要以上に触らなくても、
守られる環境さえ整っていれば、
自分でうるおいを保ち、修復し、整おうとします。

触らない
こすらない
引っ張らない

これは「何もしない」という意味ではなく、
肌の回復を邪魔しないという選択。

刺激を与え続けるよりも、
肌が落ち着いて働ける時間を確保すること。
それが、結果的にいちばんの近道になることもあります。

肌を守るという視点は、
クレンジングの考え方とも深くつながっています。
スキンケアがうまくいかないとき、最初に見直したいのはクレンジング

やらない選択も、立派なスキンケア

美容ローラーやマッサージを否定しているわけではないです。

摩擦や刺激の影響を理解したうえで、
自分の肌が心地よいと感じるなら、
それを選ぶのも、ひとつの美容です。

肌にとって不要なことを減らすことは、
肌ストレスを減らすことにもつながります。

自分の肌が静かでいられる状態を、
基準にしてあげてください。

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