
28歳のころ、ほうれい線付近にふと違和感を覚えました。
肌の奥がつっぱるような、“内側の乾燥”を初めて意識した瞬間です。
その後、30代半ばになると、今まで使っていたスキンケアで突然肌荒れを起こすようになり、
「私って敏感肌なのかな…」と思うようになりました。
そして40代。
ある時から 乾燥が明らかに強くなり、スキンケアが効かなくなった と感じ始めたのです。
乾燥=保湿不足
そう思い込み、乳液やクリームを重ねても効果は一瞬だけ。
気づけばまた乾燥してしまう。
実は、40代の乾燥は “肌内部の構造変化” が大きく関わっています。
なぜ「保湿しても乾燥する」のか?
肌トラブルのほとんどは乾燥が引き金になります。
でも“乾燥させている原因”を理解せずに、油分を上から重ねても解決しません。
その理由はシンプル。
✔ 外から塗った水分はすぐ蒸発するから
化粧水のほとんどは“水”。
いくら浸透したように感じても、時間が経つと蒸発してしまいます。
✔ 肌内部の水分保持力そのものが落ちているから
40代の乾燥は、単なる水不足ではなく
“水を抱えておく力が減っている” ことが本質なのです。
40代の肌が乾燥しやすい本当の原因
① ターンオーバーの遅れ(1.5倍以上になることも)

20代の肌は約28日サイクル
しかし40代では 45〜60日 まで伸びることもあります。
古い角質が長く肌表面に居座ることで…
- 水分を抱える力が弱い
- 角質が硬くなる
- 保湿しても浸透しない
- 乾燥しやすくなる
という悪循環に。
② セラミド・NMF(天然保湿因子)の減少

肌のうるおいを保つ要である セラミド は、年齢とともに確実に減ります。
セラミドが減ると…
- 肌内部の水分が蒸発
- 外部刺激が侵入しやすい
- 敏感肌状態が続く
という“慢性乾燥”状態になります。
H3|③ 女性ホルモン(エストロゲン)の変化

40代から急激に減少するエストロゲン。
このホルモンは肌のハリ・弾力・水分保持に深く関係しています。
④ クレンジング/洗顔の“落としすぎ”

40代の乾燥を加速させるトップ原因のひとつ。
- 熱いお湯
- 強い摩擦
- ゴシゴシ洗い
- 必要な皮脂まで落とすクレンジング
これらは 老化を加速させる直接の原因 になります。
👉 「落としすぎ洗顔は老け見えの原因」
⑤ “脂性肌と勘違い”によるケアミス

乾燥しているのに皮脂が多い状態を“インナードライ”と言います。
乾燥 → 肌が危険だと判断 → 皮脂を余分に分泌
だからテカる。
なのに脂性肌用の化粧品を使うと、さらに乾燥を悪化させます。
間違ったケアが乾燥を悪化させる理由

化粧水では保湿できない
化粧水で感じる“潤い”は 一時的な水分補給に過ぎません。
本当に必要なのは…
- セラミド
- コレステロール
- 天然保湿因子(NMF)
など、角質層の水分保持そのものを補うケア。
摩擦のあるケア
肌はなんと 0.2mm。
ラップと同じくらい薄いので、摩擦は深刻な乾燥ダメージになります。
- 手の力加減
- タオルの拭き方
- パッティングの強さ
すべて“生卵を触る力”が基本。
熱いお湯の洗顔
32度前後が最適。
“ぬるすぎ?”と感じるくらいでちょうど良いです。
体にとって心地よい温度は、顔の皮膚には 熱すぎる のです。
今日からできる対策
① クレンジングルーティンの見直し
肌トラブルの8割はクレンジングで決まります。
- こすらない
- 時間をかけすぎない
- ミルクまたはバーム系で摩擦レス
- 洗顔後に“つっぱり”を感じたら見直しサイン
② 季節でスキンケアを変える
40代以降の肌は季節を問わず乾燥傾向。
春はゆらぎ、夏は紫外線、冬は乾燥、と季節で肌が変わるため、
1年を通して保湿を軸にする のが大切。
③ 心の余裕が“肌の揺らぎ”を減らす
スキンケアは「自分を大切にする時間」。
義務的にやるのと、
“今日もよく頑張ったね”と肌を慈しむのでは、
肌の反応がまったく違います。
植物も声をかけるとよく育つように、
肌も“思いやり”で変わると私は感じています。
まとめ:変化を理解すれば、40代の乾燥は防げる

40代の肌は「老けた」のではなく、
ただ 構造が変化しているだけ です。
乾燥もゆらぎも、
肌があなたに送っている“サイン”。
丁寧なケアを続ければ、
肌は必ず応えてくれます。
今日気づいたその瞬間から、
肌との向き合い方は変えられる。
40代の肌は、まだまだ美しく育てられます。